北区での家族葬|葬儀の流れを時系列で解説【火葬場・費用目安まで】

北区で家族葬を行う際の葬儀の流れを、逝去直後から火葬・収骨まで時系列で整理しました。法律上の「逝去から24時間以後に火葬」という前提や、北区では近隣火葬場を利用する点などの要点を簡潔に解説。準備物や連絡先、費用の目安も確認でき、限られた時間のなかでも落ち着いて進められます。迷ったときの判断基準も示します。

目次

北区の家族葬の全体像と基本の流れ

家族葬は、親しい方を中心に行う小規模の葬儀です。流れ自体は一般葬と同じで、静かに故人さま(お亡くなりになった方)と向き合えることが特長です。

工程概要
逝去医師から死亡診断書を受け取る
搬送・安置安置(火葬まで安静にさせること)先を決める
打ち合わせ日程・参列範囲・費用の整理
納棺清拭や湯灌、身支度、副葬品の確認
通夜読経と焼香の営み
葬儀・告別式読経・焼香・お別れの花入れ
出棺霊柩車で火葬場へ移動
火葬おおむね約60分
収骨ご遺骨を骨壺へお納め
繰上げ初七日当日に初七日法要を営む場合あり

逝去〜安置:初動の手順と安らかな整え

法律上、火葬は逝去から24時間以後です。まずは安置を整え、落ち着いて次の準備へ進みます。お身体の保冷のためのドライアイス(固形二酸化炭素)は非常に低温です。直接触れず、室内は時おり換気を行います。

  • 葬儀社へ一本だけお電話ください。お迎え先と安置先は未定で大丈夫です。
  • 死亡診断書は折らずに保管し、印鑑をご用意ください。
  • 安置先は「自宅」か「斎場(葬儀場)の安置室」かを仮決め。迷ったら面会を優先したいかだけお伝えください。

病院の霊安室は一時的な保管が多く、早めの搬送が安心です。お電話一本でご案内いたします。まずはケアーズコーポレーションへご連絡ください。

深夜・早朝でも繋がります。
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ご危篤/お亡くなりでお急ぎの方

葬儀を検討している方

打ち合わせ:日程・参列範囲・費用の整理

北区は区内に火葬場がないため、近隣の町屋斎場・戸田葬祭場・堀ノ内斎場などを利用します。予約は葬儀社経由が一般的です。最短でも翌日以後の火葬になります。

  • 宗派の有無(仏式か無宗教か、菩提寺の有無)
  • 参列の範囲(親族のみ など)
  • 形式の方向(家族葬・一日葬・直葬)
  • ご予算の上限の感覚
  • 安置先の希望
安置先利点留意点
自宅面会しやすい温度管理とスペースが必要
斎場の安置室準備の負担が少ない面会時間に制限がある
安置施設衛生管理が容易面会の可否は施設ごと

訃報の伝え方や香典・供花の方針は早めに統一します。知らせること自体は差し支えありません。「ご参列はご遠慮ください」と添えれば十分です。

納棺:湯灌・身支度・副葬品の考え方

納棺は、ご家族がゆっくり向き合える大切な時間です。清拭(全身を拭く整え)や湯灌(温かい湯でのお清め)は、目安として小一時間〜二時間ほどかかることがあります。

副葬品は「紙・布・木の小物」を少量にとどめます。金属・ガラス・電池・スプレー缶・陶器などは入れられません。体内機器(例:ペースメーカー)の有無は必ずお知らせください。衣類は綿や麻など燃えやすい素材が安心です。菩提寺がある方は、読経や戒名の意向を事前に相談します。

通夜〜葬儀・告別式〜出棺:当日の進行と時間のめやす

式次第は、読経→焼香→お別れの花入れ→喪主挨拶→出棺の順が一般的です。家族葬は参列が限られるため、所要を整えやすいのが利点です。

  • 読経は20〜30分前後。焼香は人数により数分です。
  • お別れの花入れは10〜15分ほど。副葬品は可燃の小物のみ。
  • 火葬はおおむね約60分。収骨後に繰上げ初七日や会食を行うことがあります。
形式参考価格(税別)
直葬(火葬式)57,000円〜
一日葬165,000円〜
家族葬(通夜・葬儀)220,000円〜

上記は基本の目安です。式場使用料・火葬費・料理・返礼品・宗教者への謝礼などは、状況により別途となる場合があります。内訳は明確にご提示します。

火葬・収骨〜初七日・精進落としと葬儀後の安心

火葬場では、到着手続きから収骨まで当社担当者がその場でご案内します。骨壺や覆いは人数や持ち運びやすさに合わせてご用意します。

繰上げ初七日や会食(精進落とし)は、寺院とご家族のご都合で柔軟に整えます。ご自宅には後飾り祭壇をお置きし、線香やろうそくの扱いも丁寧にお伝えします。葬儀後の年金・保険・相続などの手続きは、期限のあるものから順に進めると安心です。ご不明な点は、どうぞケアーズコーポレーションまでご相談ください。地域事情とご意向を踏まえ、一つずつ分かりやすくご案内します。

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よくある質問

北区で家族葬は何日で終わりますか

通夜から収骨までで2〜3日が一般的です。ただし形式や火葬場の予約状況、安置場所により前後します。一日葬や直葬(火葬式)では日程が短縮される一方、宗教者のご都合や式場の空き状況によって延びる場合もあります。

北区は近隣斎場(町屋斎場・戸田葬祭場・堀ノ内斎場など)を利用するため、火葬枠の確保が日程決定の起点になります。安置は自宅か施設を選べますが、面会の可否や時間も考慮して計画されると進行が安定します。

火葬は逝去後どのくらいですか

法律上は逝去から24時間以上経過後に火葬します。これは死亡の確認と時間的猶予を保障するための規定です。実務では火葬場の予約や安置状況、宗教者の予定などの要因から翌日以降となることが多く、繁忙期にはさらに日程が伸びることもあります。

深夜・早朝の逝去でも、まず安置を整えてから火葬枠を手配します。保全のためのドライアイスは必要量を適切に補充します。具体的な日取りは、ご希望の形式(家族葬・一日葬・直葬)と参列範囲を踏まえてご提案します。

副葬品に入れて良い物は

紙・布・木などの可燃品を少量にするのが一般的です。金属・電池・ガラス・陶器等は不可で、スプレー缶やリチウム電池を含む製品も入れられません。衣類は綿や麻など燃えやすい素材が安心です。

火葬炉の安全確保が最優先のため、可否は施設の規定に従います。生花・お手紙・布小物などは多くの斎場で問題ありませんが、サイズや点数は最小限に。体内機器(ペースメーカー等)の有無は事前申告をお願いします。

ケアーズコーポレーションでの事例

町屋斎場での家族葬

北区内の病院でご逝去された80代の女性の家族葬を町屋斎場で執り行いました。ご遺族は親族中心の10名ほどで、安置は斎場の安置室を利用。打ち合わせで葬儀の時間や副葬品、祭壇の花の色を丁寧に決め、当日は納棺の後に短めの読経と焼香で故人を偲びました。

出棺後は近隣の火葬場へ向かい、収骨と繰上げ初七日を斎場付近で行い、ゆっくりとお別れができました。菩提寺の住職にも読経いただき、会葬者は外で簡素な会食をして故人を偲びました。費用の説明は事前に明示し、ご家族の要望に合わせて進めました。

戸田葬祭場で行った一日葬

都内の介護付き有料老人ホームでご逝去された90代の男性の一日葬を戸田葬祭場で行いました。親族のみで12名ほどの参列、安置は自宅から斎場安置室へ搬送しました。式は通夜を省く一日葬で、短い読経と喪主の言葉、花入れの時間を中心に進行しました。

故人は温厚で地域活動に長年尽くされた方で、祭壇には故人の写真と趣味の囲碁の小物を飾り、参列者が思い出を話しながら見送れるよう配慮。火葬後は近隣で精進落としを行い、遺族の希望に応じた手続きの案内も行いました。

まとめ

本稿は北区で家族葬を検討する方向けに、逝去直後の初動から安置・打ち合わせ、納棺、通夜・葬儀、火葬・収骨、初七日や精進落とし、葬儀後の手続きまでを時系列で解説しました。北区は区内に火葬場がないため近隣斎場を利用する点や、24時間ルール、副葬品の制限、宗旨確認、費用の目安など実務的な要点も提示。必要に応じて当社が手配や手続きの支援を行いますのでご相談ください。

株式会社ディライト 代表取締役
高橋 亮

監修者

葬儀業界専門の集客支援や人材サービスを手がける株式会社ディライト代表。21歳で起業し、2007年に同社を設立。葬儀・供養分野に特化したWebサービス「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」などを運営し、業界のデジタル化を推進している。著書『後悔しない葬儀とお墓選び』(クロスメディア・パブリッシング)はAmazon冠婚葬祭部門で1位を獲得。公益財団法人スクールエイドジャパンほか複数の団体で理事を務め、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。