葬儀 2日間 北区で安心して進める流れ・費用・斎場選び

北区で葬儀 2日間(二日葬)を検討している方へ。流れや所要時間、費用の考え方、斎場と火葬場の選定、急ぎの依頼までを地域事情に沿って整理しました。区内は式場はある一方で火葬場はなく、近隣区の利用が前提です。滝野川のケアーズコーポレーションが無理のない進め方をお伝えします。人数や形式が未定でもご相談ください。事前準備が整っていなくても、まず全体像を把握するだけで負担は軽くなります。

目次

北区での葬儀2日間(二日葬)の基本と選ぶ理由

まず、二日葬の基本と、北区で選ばれる理由をまとめます。むずかしい前提は不要です。

二日葬は、1日目に通夜、2日目に葬儀・告別式と火葬を行う形です。法律上、火葬は死亡後24時間以降と定められています。そのため、二日間に分けると、あわてずに整えやすくなります。北区には公営の斎場(葬儀場)「北区セレモニーホール」があり、式場が2室、冷蔵の保棺設備がそなわります。一方、区内に火葬場はありません。2日目は近隣区の火葬場へ移動する前提で組み立てます。

  • 故人さま(お亡くなりになった方)の意向を最優先にする
  • 高齢のご家族が多いときは移動負担の少ない日程にする
  • 費用は「何を優先するか」を先に決めて整える
形式日数主な流れ向いている状況
二日葬2日通夜→葬儀・告別式→火葬お別れの時間をしっかり取りたい
一日葬1日葬儀・告別式→火葬移動や休みを短くしたい
直葬(火葬式)半日〜式を行わず火葬のみ費用と時間を抑えたい
一般葬多くは2日参列範囲を広く整えるご関係者が多い

二日葬の流れと所要時間

流れが見えるだけで、不安はやわらぎます。ここでは、1日目と2日目の進み方を簡潔に示します。

1日目はご安置(安置=お亡くなりになった方を火葬の日まで安静にさせること)と納棺、夕方から通夜です。安置はご自宅か施設を選びます。冷蔵の保棺設備があるため、夜間も落ち着いてお預けできます。必要に応じて、お身体の保冷のためのドライアイスを用います。通夜は読経と焼香、挨拶を行い、会場の終了時間で区切ります。

2日目は葬儀・告別式、出棺、火葬、収骨(骨上げ)へ進みます。火葬場での待ち時間をふまえ、会食を短めにするなど無理のない配分にします。弔問(ご遺族を訪ねてお悔やみを伝えること)は、通夜のみ・告別式のみでも差し支えありません。

工程目安時間補足
通夜60〜120分受付とご挨拶を含め落ち着いて進行
葬儀・告別式60〜120分弔電拝読やお別れ花を含む
火葬70〜90分収骨までを含めて見込み

日程の基準は「火葬場の予約枠」です。ここが決まると、式場や宗教者の調整が進みます。安心してお任せいただけるよう、ケアーズコーポレーションで丁寧に対応いたします。まずは一度、ケアーズコーポレーションまでご連絡いただければ幸いです。

深夜・早朝でも繋がります。
お気軽にお電話ください。

現在、スタッフ対応中!

ご危篤/お亡くなりでお急ぎの方

葬儀を検討している方

二日葬の利点と、ゆとりを生む小さな工夫

二日葬の良さは、心の整理と実務の両面で無理が出にくいことです。通夜で静かに向き合い、翌日に見送りの式と火葬を整えることで、慌ただしさを避けられます

  • 通夜は「黙祷→焼香→お別れ花→歓談」の流れを事前共有
  • 告別式で伝えたい言葉を三行ほど書き出しておく
  • 会食は「短め・ふつう・ゆっくり」の三案を朝に最終決定
  • 持ち物を前夜に一まとめ(数珠、ふくさ、礼状、ハンカチ)

二日葬は、どちらか一日のみの参列でも失礼には当たりません。通夜はお仕事後、告別式はご親族中心という形も自然です。ご案内文に意図を添えるだけで、皆さまが予定を立てやすくなります。

費用の考え方と見積もりの見どころ

はじめての方は、費用の全体像が見えにくいものです。区分を知れば、過不足なく整えられます。

基本に含まれやすいのは、搬送1回分、安置1日と保冷処置、標準のお棺、遺影写真、納棺の進行、受付用具などです。別費用になりやすいのは、式場使用料、火葬場費用、供花や生花祭壇の増量、飲食と返礼、霊柩車やマイクロバス、安置延長、お布施などです。見比べるときは、税込の総額、安置の延長単価、会場の延長単価、搬送の回数と時間帯をそろえて確認します。

区分主な内容備考
基本に含まれやすい搬送1回、安置1日、保冷処置、棺、遺影、納棺進行、受付用具範囲は葬儀社により異なる
別費用になりやすい式場費、火葬場費、供花、飲食、返礼、霊柩車、安置延長、お布施数量と単価で調整しやすい

費用を抑える方法は、数量が変動する「供花・料理・返礼」を先に方針決定することです。たとえば料理は見込みの七割で事前発注し、当日追加で過不足を抑えます。お布施は寺院やご関係で異なり、全国一律の相場はありません。無理のない範囲でご相談ください。国民健康保険などの葬祭費補助金は、東京都ではおおむね5〜7万円の幅で支給されます。社会保険に加入していた場合は、加入先から埋葬料(通常5万円)の支給があります。両方を同時に受け取ることはできません。

ケアーズコーポレーションは、税込の総額で内訳を明確にお示しします。不要な追加を避け、必要なものだけを整えます。

斎場と火葬場の選び方と予約の流れ

「どこで、どう進めるか」が見えると、心が落ち着きます。予約は葬儀社経由が一般的です。

日程の起点は火葬場の予約枠です。ここに合わせて、斎場の入退室と宗教者の都合をそろえます。北区セレモニーホールは公営で、式場2室と控室、冷蔵の保棺室があります。最寄駅からは徒歩圏で、案内がしやすい環境です。北区内に火葬場はないため、町屋斎場(荒川区)や戸田葬祭場(板橋区)などへ移動します。友引は休業の火葬場が多く、前後は混みやすい傾向です。移動は「斎場→火葬場→会食」の順に一枚の地図にまとめ、高齢の方の導線と待合をていねいに整えます。

私たちは、空き状況の同時確認と動線づくりを一括で行います。段差やトイレの位置、面会の取り扱いまで事前に確認し、ご家族の負担を軽くします。

急ぎの手配と手続き(区民葬や支援制度を含む)

お急ぎのときこそ、順番に進めれば大丈夫です。未定のことが多くても問題ありません。

  1. 24時間対応の葬儀社へ連絡(お迎え先だけお伝えください)
  2. 搬送と安置の決定(自宅か安置施設かを選ぶ)
  3. ご準備品のまとめ(身分証、保険証、印鑑、写真、お着替え)

死亡届は医師の記入に基づき、役所へ提出します。提出は通常、葬儀社が代行します。北区の区民葬は、定められた内容と料金で利用でき、見通しが立てやすい制度です。生活保護を受けている方には、葬祭扶助制度があります。いずれも条件があるため、事前の確認が安心です。ご事情を伺い、必要な手続きや条件の確認まで丁寧にご案内します。

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当日の段取りと参列作法

当日の迷いを減らすだけで、心を故人さまへ向けやすくなります。要点だけ押さえましょう。

受付は二人体制で、会葬礼状と当日返礼を静かにお渡しします。入口には「受付はこちら」の表示を一枚出します。席次は祭壇に近い右前方がご遺族、その後ろに近親者、左側にご友人やご関係者です。焼香は、一礼→合掌→香をくべる→合掌→一礼の順で、回数に迷うときは一回でかまいません。

服装は黒の礼服が基本です。かばんや靴も黒でまとめ、装身具は控えめにします。香典の表書きは「御香典」などで差し支えありません。分からないときは無理に書かず、受付で丁寧にお渡しください。会食(精進落とし)は短時間でもかまいません。上座の案内と開始のご挨拶を簡潔に行い、体調に合わせてご着席いただきます。焼香の作法は会場案内に従えば問題ありません

ケアーズコーポレーションは、滝野川を拠点に、必要なことだけを分かりやすく整えることを大切にしています。地域の斎場と近隣火葬場の事情をふまえ、二日葬を静かに支えます。小さなことでも、安心してお尋ねください。

よくある質問

二日葬と一日葬の違いは?

二日葬は通夜と葬儀を分け、心の整理や準備の余裕があります。一日葬は1日で済ませ移動や休みを短縮できます。参列者の都合や宗教的配慮に応じて選びます。

火葬場はどこで手配する?

北区内に火葬場はなく、町屋斎場や戸田葬祭場など近隣の公営火葬場を葬儀社が代行して予約します。友引などの影響も考慮して日程を調整します。

費用を抑えるためにできることは?

供花・料理・返礼の数量を見直し、内訳を確認して不要な項目を削減します。補助制度の活用や葬儀社への早めの相談で、負担を軽減できます。

ケアーズコーポレーションでの事例

北区セレモニーホールでの家族葬

赤羽の入院先の病院で穏やかにお亡くなりになった父は、周囲に気遣いを忘れない穏やかな人柄でした。ケアーズコーポレーションが搬送・安置を行い、北区セレモニーホールで祭壇を整えた家族葬を実施。初日は納棺と通夜で親しい親族のみが集まり、翌日は葬儀・告別式の後、町屋斎場へ移動して火葬、収骨までスムーズに進めました。式は故人の希望で音楽と写真を中心に行い、スタッフが高齢者の導線確認を行って移動の負担を軽減しました。

戸田葬祭場で行った一日葬

滝野川の介護施設で穏やかに息を引き取った母の一日葬を、戸田葬祭場で行いました。親族中心で費用と移動負担を抑えたいというご希望に沿い、安置は施設から直接搬送。式は短めに整え、葬儀・告別式後に戸田葬祭場で火葬、収骨までを同日で完了。故人の好きだった花を祭壇に用い、参列が難しい遠方の親族へは映像での配信を行い、式次第と会食の時間を前もって共有しました。スタッフが介助を行い安心して参列できました。

まとめ

北区での二日葬の流れ、所要時間、費用の考え方、斎場と火葬場の選び方、急ぎの手配までをやさしく整理しました。通夜と葬儀を二日に分けることで心の整理と移動負担の軽減、余裕ある準備がかないます。費用は内訳を確認して必要だけを選び、補助制度も活用しましょう。滝野川のケアーズコーポレーションが一貫して支援します。

株式会社ディライト 代表取締役
高橋 亮

監修者

葬儀業界専門の集客支援や人材サービスを手がける株式会社ディライト代表。21歳で起業し、2007年に同社を設立。葬儀・供養分野に特化したWebサービス「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」などを運営し、業界のデジタル化を推進している。著書『後悔しない葬儀とお墓選び』(クロスメディア・パブリッシング)はAmazon冠婚葬祭部門で1位を獲得。公益財団法人スクールエイドジャパンほか複数の団体で理事を務め、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。